【逸品紹介~第1回~】鎌倉シャツのコードバンベルト
こんにちは、デニムスーツinBlue代表/松岡浩文です。
店舗に立っていると時々聞かれる「おすすめの○○って、ありますか?」シリーズ。
自分の性格と職業が相まって、ファッションアイテムについては本当にたくさん購入してきました。そんな中でも、私が自信をもってレコメンドできるアイテムを忖度なくお伝えしていくコーナーです。
第一回目は、ベルトです。スーツをオーダーいただいた方からよく聞かれる「オススメのベルト、ありますか?」という質問。スーツはかっこよくオーダーしたが、ベルトがいまいちではあまりにもったいないですものね。私のおススメは何といっても「鎌倉シャツのコードバンベルト」です。
https://shop.shirt.co.jp/shop/g/gBELT091980/

艶やかな光沢感を放つコードバンのベルト
(鎌倉シャツのHPより抜粋)
実は、色違いで6本所有しているほど、このベルトに魅せられた一人です。買い替えのタイミングで売り切れたらいやだなぁと思い、ついたくさん購入してしまいました(笑)。非常に作りがよく、初めて購入した1本目のベルトを10年以上もデイリーに使用しています。

もちろん使用に伴い、多少湾曲し、色が抜けたりした部分もありますが、ベルトの穴がボロボロになったり、ステッチがほどけたりなどの致命的なダメージは一切ありません。
コードバンという皮の特性を十分に理解し非常にエレガントに、それでいて頑丈に作られているいベルトです。
でもなぜ、鎌倉シャツのベルトに行き着いたのか?という純粋な疑問がわいてきますよね。
私が初めてこのベルトを初めて見たのは、15年ほど前。当時、大学生だった私は、実家から片道2時間以上かけて鎌倉本店にアルバイトに通っておりました。

そのころは、鎌倉シャツの創業者の貞末良雄会長が店舗にも時々いらっしゃっていました(私がアルバイトしていた時は2010年ころ)。鎌倉本店で会長がふるまっていたカレーの食材や米を求め、鎌倉駅前の東急ストアなどに買いだしに行くのが、自分の仕事の一つになっていました(笑)。

そんな折、このコードバンのベルトがローンチされました。正確には覚えていませんが、当時12,000円前後だったと記憶しています。今より物価が安かったとはいえ、当時でも12,000円前後でコードバンのベルトを提供できる男気ある姿勢には、正直驚きを隠せませんでした。(今は少し値段も上がりましたが、それでもあのクオリティに対しては十分過ぎるコストパフォーマンス。)
鎌倉シャツでは、創業以来「日本のビジネスマンに上質なシャツを低価格で」というポリシーがあります。かつて鎌倉本店の奥の厨房で一人カレーを作っている貞末会長の背中を見ながら、このベルトにも「何よりもまずいいものを」という創業時の想いが込められているのだなと、大学生ながら感じたことを思い出しました。
また、かつて鎌倉シャツの忘年会で貞末会長とお話しした際には、「服が好きでいつかチャンスがあったときに、それでもまだ今と同じく服が好きだったら、絶対やったほうがいいよ。」という言葉をもらったことはよく記憶しています。
とはいえ、いまアパレルでデニムスーツ事業を展開していることなどは、当時三井造船に就職することが決まっていた自分には知る由もなかったことですが。
こんな感じで、鎌倉には懐かしい思い出もあり、時々訪れています。古都鎌倉の美しい街並みと仏閣、ふいにどこからともなく感じる潮の香り、江ノ電から見る美しい江の島…本当に美しい街だと思います。

「ここが私のアナザースカイ=鎌倉」
1年ぶりに、また行きたくなってきました。