President's Blog
社長ブログ

15 Jul. 2025

土曜夜市は続く…

土曜夜市。関東の方にはあまりなじみのない言葉だと思います。私も関東出身なので、初めて聞いたときは、なんだろう?と思った記憶があります。

inBlueの店舗のある倉敷美観地区の本通商店会では、毎年7月の土曜日になると、商店会のメンバーで協力し夏祭りを開催しています。駅前のほうの商店会も同様に、このイベントを行っています。さながら、夏の風物詩といった感じで、地元の幼稚園児、小中学生はじめ大人まで、結構皆さん楽しみにしているイベンです。

そこで土曜夜市について気になって調べてみましたが、どうやら高知県高知市の大通り商店街が発祥のようです。1970年代に地域の人々との交流を深めるために始まったそうですが、調べていくうちに岡山駅西口の奉還町商店街では70年以上の歴史があったりと、諸説ありそうです。

そういえば、会社員時代に本当によく台湾に出張に行っていた際にも、台北や高雄の夜市は賑やかに開催されていたことを思い出すと、アジアではこういった文化が醸成されているのだと思います。

さて、実はinBlueもこの土曜夜市開催者のレギュラーメンバーの一人で、毎年「輪投げ」を担当しています。この輪投げが、どうやらとても子供たちに人気で、行列になるほど。ルールはいたって簡単で、輪を投げて、目当てのお菓子やジュースに入ればそれを持ち帰れるというもの。このシンプルな遊びが、実は一番盛り上がるのです。

時には、お父さん、お母さんのためにビールを狙うなんとも親孝行な子供もいたり。毎年、毎週土曜日に参加してくれるいわゆるリピーターもいたり。何気にドラマもあります。

我が家は、毎年子供たちも店番をしながら、練習もしながら楽しんでいます。こんな体験ができるのも倉敷ならではかなぁと思ったり。

7月26日(土)には、倉敷の夏祭りである「天領夏祭り」も行われます。この日は、本当に多くの方が詰めかけるので、街は人でごった返しますが、まさに夏祭りといった感じで日本の良さを感じることができます。

※なぜ天領夏祭りというのか

倉敷はその昔、江戸幕府直轄の支配地「天領」で、全国60の代官所の中でも3番目の大天領で、備中一円から讃岐路までの行政と司法を司っていたそうです。「代官ばやし」の歌詞にも「倉敷代官にらみをきかしゃ、池田の殿様べそをかく。おらが代官百姓の味方、阿知の干潟に黄金咲く。天領商人見上げた気っ腑、代官悪けりゃつまみ出す」とあるとおり、住民と代官との関係は良好で、倉敷発展の礎を築いてきました。住民はこの「天領」を誇りとしており、今も「倉敷天領夏祭り」をはじめとして、倉敷をあらわす代名詞として使われています。

倉敷への観光を考えていらっしゃる方は、天領祭りに合わせて旅程を組んでみてもいいかもしれませんね。(我々も、天領祭りの日は、押し寄せるお客さんをさばきながら輪投げをひたすら運営しておりますので、ぜひ遊びに来てください!)


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