President's Blog
社長ブログ

29 Jul. 2025

inBlueの店舗がスタジオ化? ~結婚式の前撮り編~

こんにちは、デニムスーツinBlueの代表 松岡浩文です。

今まで多くのお客様にご来店いただいたinBlueの新店舗も6月で5年目に突入し、改めて早いものだなぁと感じています。移転したのは2021年6月という、コロナ真っ只中の時でした。

現在の店舗に至る経緯

コロナ禍では、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置を受けて何度も店舗が数週間~1か月程度休業に追い込まれたり、美観地区に本当に人っ子一人いなくなったりとある意味で、ブランドの在り方や方向性を見定めることができる時期でもありました。

その間、ブランドの在り方について思考し続けたうえで、将来的な展望の第一弾として打った施策が店舗の移転でした。

移転前の約10年営業した林源十郎商店内のテナントもある意味倉敷らしいと言えば倉敷らしい蔵を改装したテナントでしたが、やはり今後目指していくブランディングと乖離していること、また路面店への出店を目指していたことも相まって、2021年6月に契約満了に伴い現在の店舗に移転しました。

新しい店舗では「異世界を作る」ことを意識しました。本町通りという倉敷美観地区の中心である通りの三叉路の角地という立地に恵まれていながらも、あえて少し入りにくくしました(何度か来られた方で気が引けてしまった方がいらっしゃったら申し訳ありません。実は店内にはとてもフレンドリーなスタッフがいますので、ぜひ勇気を出してもう一歩前へ)。

一歩足を踏み入れれば倉敷の伝統的な雰囲気とは真逆ともいえる黒革の鉄をハンガーバーやレジカウンター、中央の商品棚、ソファの脚などに、ふんだんに使ったソリッドな内装が特徴的です。

一方で、壁一面をウォールナットの木材でカバーし(中はクローゼット)、床は職人が磨いたどことなく温かみあふれる人研ぎ石。また、壁については漆喰様の塗り壁とかなりのこだわりを詰め込みました。

ブランドの目指す、都会的で洗練された雰囲気とそれを包み込むようなスタッフの暖かさ。

これを実現したくて、デザイナー・一級建築士の山本圭一さん(http://yamamoto-a.com/)にお願いし、わがままを言いまくりながら店を作りました。とはいえ、山本さんの翻訳力と具現化力が高すぎて第一案から相当洗練されたものが出来てきていました。(山本さん、その節はありがとうございました!)

実はスタジオ機能も内包!

この店舗でできることは、接客と採寸だけではありません。実は、スタジオ機能も内包しているので、カタログやホームページの写真を撮影することが可能です。また、お客様とビデオ通話をつなぎ、実際に商談をすることもできるよう設計されています。

そして、先日デニムスーツをオーダーいただいたお客様から、とてもうれしいご依頼が。「結婚式の前撮りに、inBlueの店舗を利用させてほしい」と。

しばらく撮影をしていなかったので、つい忘れていました(笑)。そう、この店舗はスタジオとしての機能を内包していることを!

3日前から、スタッフと一緒に準備をしました。普段から雑巾がけを行っている床もよく見ると結構汚れが目立っていました。これでは新しい門出を祝えない!と思い、スタッフとともにクレンザーをつけてスポンジでひたすら磨き上げ、2時間以上かけて大掃除完了。なんと、驚くほど床も白くなり心が晴れやかに。掃除は、自分たちの心もきれいにしてくれます。

ついに、、、前撮り当日

さて、結婚式の前撮り当日は、7月末ということもあり尋常ではない暑さでしたが、新郎新婦のお二人は美観地区の各有名スポットで撮影を完了し、スタジオイン。

新郎の身に纏ったスリーピースのデニムスーツがなんとも凛々しく、また新婦のドレス&メイクもとても美しく素敵な瞬間に立ち会うことができました。そんな時もあったなぁ~と感慨にふけっていたら、自分たちの結婚記念日が来週8月5日に迫っていることを思い出しました(笑)。

一通りの写真撮影を終え、ご一行を見送りました。

私たちのMissionである、「デニムスーツを着る人に新しい価値を提供し、着る人の人生を豊かにする」ことが、また一つ叶った瞬間だと強く思い、二人の門出を心の中で祝福しました。

さあ、今度はどんな方の人生を豊かにできるか楽しみだ。

これだから、この仕事はやめられないんだろうなぁ。

そして、今後もこういった想いに共感できるスタッフとともにブランドを強くしていきたいと、心から思う一日でした。


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