素隠居(すいんきょ)さん
みなさま、こんにちは。デニムスーツinBlu代表 松岡浩文です。ここ最近、一気に気温が下がり始めましたが、皆様お変わりありませんか。
さて、本日はタイトルにあります素隠居(すいんきょ)についてご紹介したいと思います。倉敷市民(特に美観地区界隈の方)にはお馴染みですが、初めてみた人にとっては、ちょっと不思議なキャラクターであることは間違いありません。私も、初めてみた時には「何、このキャラ?」と思ったのを鮮明に覚えています。

さて、この素隠居ですが、こちらのHPにしっかりと紹介が記載されていますので以下、抜粋します。https://suinkyo.com/
素隠居とは、阿智神社の例大祭の際、御神幸の獅子に付き添って歩く翁(おきな)と媼(おうな)の面をかぶった若者のことです。ラッキョウのような形をしたこの面はとても特徴的で小さな子どもは怖がって逃げるほど。しかし素隠居の持ったうちわで頭を叩かれるとご利益があるとされ、怖がる子どもを抱きかかえ叩いてもらいに近寄っていく親子連れの姿は祭りの時期、美観地区周辺の風物詩となっています。
面の由来はいくつか説があります。現在もっとも真実に近いのではと言われているのは、江戸元禄5年(1692年)に戎町の宰領をつとめていた沢屋善兵衛というご隠居が年齢のために神社の階段を登れなくなり、自分の代わりに面を付けた者を代参させた、というものです。
現在では倉敷屏風祭、阿智神社の例大祭をはじめ、倉敷天領夏祭りなどにも登場します。

春や秋の観光シーズンに美観地区を訪れた方は、偶然にも出くわした方もいらっしゃると思います。
5月と10月の第3土曜に登場するようで、すれ違いざまに頭をうちわでポンポンと叩かれると賢くなったり、健康になったりするそうです。
この素隠居というキャラ、見た目に違わずなかなかのゆるキャラで、どこからともなく集まりゆる〜っと街を練り歩き、なんとなく消えていきます笑。しかし、このゆるさこそがいい味を出しているのも間違いなく、倉敷美観地区住民の心をガッチリ掴んでいるのも間違いありません。
インブルーのスタッフの一人も、実はそんな素隠居に小さい頃から「憧れ」を持っていたという事実が発覚。好きが高じ、その気持ちを抑えられなかったのか素隠居保存会の会長に直談判し今回メンバーに入れてもらうことになりました。(保存会会長さんに入会の旨をはなしたとことろ「え、憧れてたん?」と驚かれていました。)

当日は、意気揚々と素隠居コスチュームに着替えベテラン勢に混じって、うちわで通行人の頭をポンポンとやりながら街を練り歩いていました。

歴史がある街ならではの風物詩であり、こういったイベントを地域の皆さんでしっかりと守っていくことは今後も継続してやっていきたいですね。
倉敷観光を考えている皆さま、ぜひ春と秋のシーズンを選んで素隠居に出会ってみてください!
今まで知らなかった倉敷の素晴らしさに触れることができると思いますよ!