President's Blog
社長ブログ

04 Dec. 2025

ジャズ、、ねぇ〜。。

こんにちは、デニムスーツinBlue 代表の松岡浩文です。

本格的な冬の到来を感じますが皆様いかがお過ごしでしょうか?inBlue倉敷店では、名古屋と福岡のオーダー会が終了し落ち着きを取り戻しました。

しかし、私はその後も11月末に東京で行われた大学時代のサークルの30周年同窓会などに参加したり、その翌日には七五三で倉敷にトンボ帰りをしていたら、疲れが溜まって風邪をひき2日間も寝込みました。やはり限界を超えるのは良くないですね。

🙇‍♀️告知スミマセン🙇‍♀️  2026年2月20日(金)〜23(月•祝)で開催予定の東京オーダー会は予約受付始まっています。「とりあえず、試着してみたい」という方も、ぜひinfo@inblue.jp までお問い合わせください。

突然ですが、みなさま、ジャズについてのイメージは、どんなもんでしょうか?

「ジャズ、、ねぇ。。」

多くの人が思う、または呪文のように口にする言葉です。ハードルが高い感じ、ありますよね?

即興性の高い音楽ゆえ掴みどころが無いのに、歴史に名を轟かせたミュージシャンが数多いることや、ジャズの理論を知らないと手を出すことすら許されないのではないか?という結界がありますよね。

私は、ジャズ理論や歴史については本当にど素人なのですが、それでも、、

「知らないようで実は名曲と言われるものは結構耳に残っていたりするんだよなぁ。」
「聞くとなんとなく、身体がリズムを刻んでしまうんだよねぇ。」

という思いは、学生の時から心のどこかには存在していました。(一応、小学校上がる前から中学1年生まで、イヤイヤながらピアノを習い続けたことがその扉を開いたのかもしれません。)

皆さんも人生で一回は耳にしたであろう曲の代表といえば、アート・ブレイキーのモーニン

ジャズとの出会い(予め言いますが、そう大したものではない。)

20歳の時に、慶應の有名バンドサークルでギターをやっている高校の友人から突如、「ジャズでも聴きに行くか?」と誘われました。その友人は、「マジで、ちゃんとした格好で来いよ」と何度も忠告してくれたのですが、当時から人の忠告を無視するクセがたたり、(反抗の象徴である)ジーンズとビーチサンダルで行った記憶があります。

向かった先は、南青山のBlue Note Tokyo。エントランスで数々のジャズのジャイアンツ達の写真が飾られているのは有名ですよね。当時の私は、ここがジャズの聖地だということなど知る由もありませんでしたが、この厳かな雰囲気に冷や汗が出たのを記憶しています。

その友人が、Blue Noteの受付の方に「ほんと、こいつアホですみません。それでも入れてあげてもらえますか?」と平謝り&交渉してくれて、なんとか無事に入れました(本当に申し訳ない!)。

実は、Blue Noteというジャズクラブは、本当に心が広く(当時の僕みたいな礼節をわきまえない服装は絶対NGですが)、今も学生にはミュージックチャージ50%OFFというキセキの学割を適用してくれる超太っ腹クラブです。

1万円するチケットが5,000円で購入できるとなれば、若きミュージシャンにとっては、超有名アーティストの生演奏に触れられるまたとない機会だと思います。また、こうして門戸を開いてくれるクラブがあるのは将来のジャズファンを作る強力な布教活動になると思います。

かくして、なんとか初めてのBlue Noteに入場を許された20歳の私は、ここにきてまたまたド緊張。

圧倒的、オトナ感。

すみません語彙力が乏しいですが、これが20歳の自分が精一杯頑張って搾り出した形容詞でした笑。仕方ないですよね。こんな会場の雰囲気とくれば、そりゃまあ完全にひと飲み。ですね。


その後も何度もBlue Noteは行きましたが(それ以降はちゃんとした格好で)、ここに集いし紳士淑女の皆様の格好が素敵だこと。教養や知性というものは、紛れもなく服装に現れるのだなあと、割と冷静に分析していました。

初めての公演は、忘れもしないINCOGNITO(インコグニート)でした。ギタリスト/プロデューサーのジャン=ポール “ブルーイ” モニックを中心として1979年に結成されたバンドで、いわゆるアシッドジャズと言われるジャンルの大御所。アシッドジャズは、いわゆる古典的なジャズとは異なり、ジャズにファンク、ソウル、ロックなどの要素を取り入れたもので、UKのクラブシーンから始まったとも言われています。

その楽曲の素晴らしさについては私が語るようなものではないので、YouTubeから楽しんでみてください。もちろんメンバーに入れ替わりはあるのでしょうが、いまだに現役で走り続ける様は、本当に圧巻です。

とりあえず、形から入ろう!

私自信はこのINCOGNITOを皮切りに少しずつ古典ジャズに時代を遡りながら上辺を楽しんできましたが、私のように何かのきっかけがある人は幸運だと思います。

でも、「正直、ジャズってわからないんだよね。」

残念ながら、いまだこれが社会通念だと思います。

これを受けて、ジャズ好きに限らず音楽好きはこう言います。「別に知っているか、知らないかは関係ないよ。楽しめばいいんだよ。」と。

でも、実はそれこそが最もハードルが高いということに気づいていないのです。

考えてみてください。

例えば、六本木のクラブ(DJが回している方)に、なんの準備もなく連れて行かれて、「楽しめばいいんだよ!」と言われてもノリノリになれないですよね。そこには、きっと大きな壁があります。

だからこそ、私は形から入ることをお勧めします。楽しみたいと思ったら、楽しむ前に身なりを整えて準備して。楽しみ方がわからなければ、楽しめそうなところから楽しんでみればいいじゃないですか?

そんな心の準備こそが、皆さんをジャズの世界へ誘ってくれはずです。

それでは、マイルス・デイビスでも聴きながら本日はこの辺で。

次回は、今年で17回目を迎えた倉敷ジャズストリートについて書いてみます。


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