President's Blog
社長ブログ

05 May. 2026

大沢伸一氏 ライブリポートとKAG8周年

今宵はテクノサウンド

前回のブログでは、学生時代に出会ったMONDO GROSSOの記憶について書きました。そして今回、ついにその中心人物である大沢伸一さんのDJプレイを、倉敷で体験することができました。

大沢さんは、MONDO GROSSOではバンドのリーダー兼ベースを担当し、ジャズ、ヒップホップ、ファンク、ソウル、ボッサなどを要素として取り入れながら、UAやbirdなどの女性ボーカルを起用しアーバンな音を奏でていた記憶がありました。

どこかチルで、空間に溶けるような洗練された音。

そんな印象を勝手に持っていたのですが——実際に鳴り始めた音は、いい意味で裏切られました。

ん? 全然チルくない。。のっけから、“バキバキ”のテクノ? 

音量も大きく、しっかりとフロアを揺らすタイプのセットリストで、序盤から一気に空気が持っていかれます。「ああ、こう来るのか」と思った瞬間に、会場の温度が一段階上がったのを感じました。(周りを見渡せば、やはり世代なんだろうなぁと思う40代くらいの方々が、多数。)

ただ、印象的だったのは音そのもの以上に、“プレイの姿勢”でした。60秒に一度は必ずフロアに目を向ける。誰がどの音に反応しているのか、どこで熱量が上がっているのか。その空気を読み取りながら、次の一手を打っていく。いわゆる“流すDJ”ではなく、その場と対話しているような感覚でした。

その姿を見て、「ああ、これはプロだな(そりゃ、当然なんですが)」と素直に思いました。

しかも、本当によくフロアを見ているので —— 普通に大沢さんと目が合います(笑)

あの距離感で、あの熱量で、あのクオリティ。

音楽を流しているというより、場を作っているという表現の方がしっくりきます。

KAG8周年イベント

今回のイベントは、私も時々遊びに行く倉敷駅前にある「カフェ&バー KAG」の8周年を記念して開催されたものでした。そして、この場を作ったのがオーナーの秋葉優一さんです。正直、「よくこの人を倉敷に呼べたな」と思いました。大沢伸一さんのような存在を、地方の一カフェバーの周年イベントに招く。もちろん、簡単にできることではありません。

ただ、実際にその場にいると、不思議とそれが“無理をして実現した企画”には感じられない。むしろ、「この場所で、この人が鳴らすこと」に必然性すら感じる。その違和感のなさこそが、秋葉さんの企画力なのだと思います。

単純に有名だから呼ぶのではなく、「この街で、この空間で、この音が鳴ったらどうなるか」そこまでイメージして設計されている。だからこそ、あの夜の空気が自然に成立していたのだと感じました。

とはいえ、40代の我々にとっては、そんな理由もどうでも良くなる程、まさに夢のような時間を実現してくれました。

大沢伸一さんと一緒に

歴史ある街並みの中で、最前線の音が鳴る。一見ミスマッチなようでいて、どこかでちゃんと繋がっている。そう考えると、自分たちがやっているデニムも同じなのかもしれません。糸を撚り、織り、時間をかけて生地をつくる。

その積み重ねを、現代のスタイルとしてどう表現するか。過去と現在を繋ぐ、という意味では、音楽も服も本質は近い。

そういった出来事が世代を超え、業界を超えながら実現したら、それはきっと、この街にとっても面白い出来事になるはずです。

倉敷で、またひとつ何かが動き出している。そんな予感がしています。


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